12/15(土)公開! プライベートでも母となった麻生久美子が映画「グッモーエビアン!」で思うこととは!?

2012年11月27日 関西ウォーカー

吉川トリコによる人気コミックを原作に、元パンクロッカーの母親とマジメな15歳の娘、そして放浪の旅から戻ったお調子者の男という風変わりな“家族”の姿を描いた映画「グッモーエビアン!」(12/15(土)全国ロードショー)。若くして娘を出産したシングルマザーのヒロイン・アキを演じる麻生久美子にインタビュー。ことし5月に女の子を出産し、プライベートでも母となった彼女が、映画のことはもちろん、家族への想いを語ってくれた。


─麻生さんのイメージから、パンクロッカー役というのは意外な気がしました。オファーを受けた時はいかがでしたか?

「すごく脚本がおもしろくて、惹かれました。でも、最初は“なぜこの役が私に?”って正直思いましたし、監督にもそうお伝えしました(笑)。私にはロックやパンクの要素はないと思いますし、違う人が演じたほうがいいんじゃないかなって。だけど、監督は“そのギャップがいい。いかにもそういう人じゃない方が、この役にぴったりなんです。いままでに見たことのない麻生久美子を、アキという役を通して見せたい”とおっしゃってくださって、うれしかったですね」


─実際に演じてみていかがでしたか?

「これまでアキみたいなキャラクターって演じたことがなかったんですね。それで“いままでにない自分”を考えて、クールに振り切ってお芝居ができたら楽しいなと思ったんですけど、やりすぎるとアキというキャラクターが人間っぽくなくなってしまう。なので、監督とお話をしながら、役を作っていきましたね。映画が完成するころに原作本を読んだんですが、そこで初めて“アキは私とそんなに遠い役柄じゃなかったんだな”と思いました」


─劇中ではパンクロッカーとしてギターも披露されていますね。

「いままでギターを触ったことがなかったので、むずかしかったですね。シーンはほんのちょっとだったので、正直、最初は“そんなにがっちりと弾けなくても大丈夫かな?”と安易なことを思っていたんですが(笑)、“2曲しっかりと弾けるようになってください”と言われれて、思った以上に苦労しました。撮影で監督からいろいろ要求されても“できません…!”となってしまうくらい、ギターを弾くことに精一杯でしたね。だけど、アキのキャラクターに助けられて、あまりステージ上を動かないクールな弾き方が当てはまったのでよかったです(笑)」
─アキというキャラクターはクールなパンクロッカーでありながら、娘のことを大切に思う姿も印象的です。麻生さんご自身もこの作品の撮影中に妊娠されていて、ことし5月に女の子を出産されました。映画を通じて、ご自身の心境に変化はありましたか?

「実際に子供が生まれてから、自分の両親への感謝の気持ちが強くなりましたね。大変な思いをして両親は私を育ててくれたんだな、愛情を注いでもらったんだなって思うと、感謝してもしきれないですね。撮影中も、家族や周りの方に助けてもらったのでありがたいなという感謝の気持ちでいっぱいです。今はもちろん子供のことが第一ですが、母親としても“自分らしく”いられればいいなと思いますね。私は私らしく自分のやりたいことも大切にしていけたらなって。その姿を子供にも見ていてほしいですね」


─では、最後にこれから映画を観る読者へのメッセージを!

「この映画は妊娠中に出演した唯一の作品で、特別な思いがあります。ちょっと変わった家族のかたちではありますけど、あたたかい映画だと思いますね。すごくおもしろい映画が出来上がったと思いますし、観ていただいて、自分の家族について考える時間をもってもらえるとうれしいです」

【取材・文=リワークス】



■MOVIE
「グッモーエビアン!」
監督・脚本:山本 透 原作:吉川トリコ 脚本:鈴木謙一 
出演:麻生久美子 大泉 洋 三吉彩花 能年玲奈
(’12ショウゲート)上映時間:106分
※12/15(土)より大阪ステーションシティシネマほかにて公開

http://news.walkerplus.com/2012/1127/2/
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