「たみおのしあわせ」、オダギリジョーが麻生久美子の出演を斡旋?

2008.04.16 eiga.com

TVドラマ「時効警察」でおなじみのオダギリジョー&麻生久美子主演で描く「たみおのしあわせ」の完成披露試写会が、4月15日、東京・新橋のスペースFS汐留で行われた。上映前には、麻生久美子、原田芳雄、大竹しのぶ、小林薫ら出演者と、メガホンを取った岩松了監督、本作の音楽を担当したバンド“勝手にしやがれ”の武藤昭平が登壇して舞台挨拶をした。

とある郊外の町で父親と2人暮らしをしている神埼民男(オダギリ)は、女性とのつき合いがあまり得意ではない青年。ある時、父・伸男(原田)の勤める会社の社長から紹介された三枝瞳(麻生)と見合いをして、結婚を前提にした交際を始めることになった。同じ頃、伸男の亡き妻の弟で、ニューヨークに住んでいるはずの透(小林)は、こっそり帰国して神埼家の天井裏に潜んでいた……。

オダギリ、麻生とともに「時効警察」に出演している岩松が監督・脚本を務めていることから、ドラマを通じて生まれた作品だと思われがちなこの作品だが、岩松によると、元々20年以上前にある人からドラマの脚本を頼まれて書いたのがきっかけだったそう。一度はボツにされたものの、何とか形にしたいと思い、自ら売り込んで苦労の末に映画化にこぎ着けた。

ちなみに岩松は、オダギリ&麻生の配役を「時効警察」の撮影に入る前から決めていたのだとか。「先に出演が決まっていたオダギリ君が、『岩松さんからオファーが来たら受けた方がいい』と麻生さんに口を効いてくれたそうなんです(笑)」と、キャスティングについても明かした。そんな経緯でヒロイン役に抜擢された麻生は、劇中でウェディングドレス姿を披露しているが、本人も昨年末にスタイリストの伊賀大介氏と入籍したばかり。ウェディングドレスを着た感想を求められると、「嬉しかったですね。やっぱりドレスって気分が上がりますよね」と笑顔で答えていた。「たみおのしあわせ」は7月公開。
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