麻生久美子主演「怪奇恋愛作戦」で'15年のドラマ24は幕開け

ザテレビジョン 2014年10月21日 6時00分 配信

テレビ東京系の金曜24時枠・ドラマ24の'15年1月クール作品が「怪奇恋愛作戦」に決定。主演は麻生久美子、共演に坂井真紀、緒川たまきが抜てきされた。監督は、映画「1980」('03年)、TVドラマ「時効警察」('06年、テレビ朝日系)などを手掛けたケラリーノ・サンドロヴィッチ。

同作は、'60~'70年代のテレビ界を席巻した怪奇空想ドラマと、'80年代の恋愛トレンディードラマの要素をミックスしたような、ちょっと懐かしい恋愛群像劇。そんなユーモラスで独特の世界観を表現するため、特殊造形やCGなどを駆使したドラマとなっている。ストーリーは、2話1対となっており、婚期を逃した愉快なアラフォー女性3人の強力な「負のオーラ」に吸い寄せられるがごとく、人造人間、吸血鬼、妖怪などによるさまざまな怪奇現象が彼女たちの身の回りで起こり、知らないうちに巻き込まれていく。

会社を退職し、カフェのオーナーを目指す夏美を演じる麻生久美子は、「現場では、とても情報量の多いお芝居だったので、毎日頭がフル回転していました。ケラ(リーノ・サンドロヴィッチ)さんの演出も、私の想像の範囲なんか軽々と超えているので、面白くてやりがいのある撮影で本当に楽しかったです。でも、私は全くかわいくない感じでしか映っていないので、もう少しなんとかすれば良かったと後悔しています。とにかく、このドラマは本当に面白いと思います! ボケーっと見ても真剣に見ても、笑えて、馬鹿馬鹿しいのに飽きさせないし、なぜか上質な感じさえもしてくる不思議なドラマです」と同作について語る。

また、白馬の王子様を夢見る秋子を演じる坂井真紀は、「ケラさんのせりふがとても楽しくて、台本を頂く度に、『早く言いたい!』という気持ちでいっぱいでした。どれだけ真面目にやるかが勝負と思い撮影に臨んでいましたが、目の前にある状況が面白すぎて、笑いをこらえるのが大変でした。内容は、怪奇現象に引き寄せられ、妖怪と共演させていただく機会はなかなかなく貴重な日々だったなぁと撮影を思い出しながら『あれ? このドラマ、普通の人出てたかしら?』と不安になってきました(笑)。私がした新鮮で刺激的な体験を視聴者の皆さまにも届けられたらうれしいです。そして、かわいそうなアラフォー女子たちを応援していただけたら、なおうれしいです」とアピール。

自称女優の冬を演じる緒川たまきは、「新しい台本を読む度に、『なん何だコレは!?』とびっくり。それを実際に撮影する度に、日常の境界線をあっさり超えてしまって、開いた口がふさがりませんでした。もう、みんなで怪奇の奥地へと行ける所まで行っちゃいましょう!という撮影の日々でした。物語は、恋愛に負け続けているアラフォー女子の『負のオーラ』に怪奇現象が引き寄せられてくるというテーマですが、アラフォーともなると、いびつなものはいびつなまましっかり定着して、すくすく肥大していくものなのでしょうか。彼女たちのいびつさは、時に怪奇現象や怪物よりも強烈なものでした。とにかく、みんなそろいもそろってどうしようもない変人なのに、何食わぬ顔して往年のトレンディードラマのような毎日を過ごそうとしている、そんなドラマです。私の演じました冬は、貧しく報われないアラフォー女優。はたから見ると恋も仕事も救いようのないどん底なのに、独自の女優理論でスーパーポジティブ。というより、スーパータフネスというのかな。私はそんな冬という人にブンブン振り回されながらも、その生きざまにちょっと感動すら覚えました」と演じる役柄にぞっこんな様子を見せた。

ドラマ24「怪奇恋愛作戦」
'15年1月スタート
毎週金曜夜0:12-0:52
テレビ東京系にて放送


http://news.walkerplus.com/article/51543/

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