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『グッモーエビアン!』主演・麻生久美子と大泉洋にインタビュー

Woman excite 2012年11月23日 12:00

家族の数だけ、家族の形があっていい――。大切な誰かを持つ、すべての人へ送る新世代の家族ムービー『グッモ―エビアン』。

本作で大きく期待できると話題を呼んでいるのが、麻生久美子と大泉洋の初共演。実力派でありつつ独特なキャラクターが大人気の二人。この主演二人のコンビネーションの良さを感じる、楽しいほっこりインタビューをお届けしよう。

■ふたりは初共演となりますが、共演が決まったときの最初の感想と、その時にお相手に対して抱いていたイメージを教えてください。また、共演してみて認識した、相手の予期せぬ部分などがあれば教えて下さい。

麻生:共演が決まってから撮影まではずいぶん時間がたっているんです。はじめは共通の知り合いなどもいませんでしたが、大泉さんのイメージはとてもよかったです。

すごく明るくて面白くて一緒に仕事をしたら現場を盛り上げてくれそうで、お会いできるのを楽しみにしてました。それに北海道では大スターじゃないですか。北海道だけでの活動とかはあまりよく知らないのですが、ムコウじゃすごい人だという…。

大泉:ムコウじゃないですよ、外国みたいな言い方はやめてください(笑)

麻生:北海道でのバラエティの、バラエティというか…。

大泉:バラエティです。北海道では100%バラエティ以外の仕事はしていませんから。




麻生:でもこっちでは役者さんもされていますので、実際お会いしてみてどんな方なのかとても興味があり、一度共演したいという思いは前からありました。 なので共演できて嬉しかったです。

大泉:本当にこの映画のお話いただいたのはもう何年か前なんですよね。色々とスケジュールがずれにずれて…。

麻生:大泉さんが忙しいんですよ(笑)スケジュールがいつも詰まっていて。

大泉:麻生さんが忙しいんですよ(笑)。果たして2人のスケジュールは合うのだろうかということでヤキモキしてました。脚本は楽しかったし、またそれを麻生さんがやると思いながら読みますととても楽しくて。ずれにずれていたので、麻生側がNGだしてるんじゃないだろうかと思ってました。麻生がやだっていってるのか!?と多少揉めたりしました(笑)

麻生:揉めてないですよ(笑)

大泉:本当にいつ実現するのかと、実現しなかったら悲しいなと思っていましたので今回なんとかやっと念願かなってインできるということですごく嬉しかったです。2011年の春ぐらいにもやるか、みたいな話もあったんですが、もっとスケジュールがタイトで10日間でみたいな感じで…

麻生:そうなんですか!? 初めて聞いた。それは無理です。

大泉:本当にインできてすごくうれしかったです。




■共演されてイメージは変わりましたか?

麻生:あまり変わらなかったですが、やっぱりいつも笑ってるわけじゃないんだとは思いました。

大泉:いつも笑ってるでしょ。

麻生:あ、そう言うとイメージ悪くなっちゃうか。(笑)

大泉:やめてください。そういう言い方が余計にいかにも普段むすっとしてるみたいな感じになるじゃないですか。

麻生:(笑)。いい意味で普通。でも話しだすと面白い人です。それまでのイメージは明るい、わ~!みたいなイメージだったんです。

大泉:メイクさんやスタイリストさんを通してお話を聞いてたんです。お互いその人たちからイメージは聞いていたんですけど、本当に素敵な方で、普通の感じですよ、と。

実際お会いして本当に優しくて普通の方でした。麻生さんぐらいになったらもうちょっと高飛車でもいいじゃないですか。現場でも強気で、私から撮れないの? みたいなのとか、誰もいない中で一人で芝居やって、あとはこれで撮ってとか…(笑)

僕は一番最初のバンドの練習で遅刻してやばいと思ってたんですけどすごく優しくてほっとした思いがあります。帰ってもいいぐらいの女優さんなんですけどね、本当は。ギターをアンプに突き刺して帰ってもいいぐらいの…。

麻生:(爆笑)。やっぱり面白いですね~大泉さんって。面白すぎる!




■実際に演奏しなければならないというのはどうでしたか?

麻生:その前に、ひとついいですか?今回大泉さんよりひとつ年上の役なんですよ。はじめそれにすごい疑問を持って…私は年上に見られがちだからいいんですけど。

大泉:確かに、落ち着いていらっしゃるイメージがあるから、初めて年齢を聞いたときに5個も麻生さんが下だと知って、僕は永遠の大学生みたいなところもあるんで、いつまでたっても年下キャラでいいやと思ってたんですけど。

僕が大学生の時に…あ、僕は二浪してるんで計算ややこしいか、僕が高校生の時に小学生でしょ? なんで麻生さんって呼んでたんだろう、みたいな。おい久美子で良いわけですよ。

麻生:初めは大泉さんの方が年下に見えるのか不安だったんですけど、お芝居始まったら、本当にかわいくて仕方ないんですよ。そしたらやっぱり年下に見えます。

大泉:今回はかわいいがテーマですので、三吉彩花にかわいさで負けたくないですね。大泉洋の方がかわいかったといわれたいです。あれ、もともとの質問なんでしたっけ? あ、そうだ、ギターは大変でしょ?


麻生:本当に大変でした。今もぜんぜんできないんですけど。一個一個ちゃんと進んでいかないとできない性格なんです。曲を弾いてほしいといわれて、その時は振りだけで撮っていくのかなと甘い考えをしていたら実際に弾けるようになってほしいと言われて。しかも2曲。

とても早いので思ってたよりも全然難しくて。まず弾けるようになり、その後コーラスも歌わなきゃいけないということで、弾くのと同時に歌うのはすごく難しくて、、スタジオでひとりイライラしてました(笑)。

大泉:そのイライラしてるのもかわいいんですよ。でも大変だったと思う。ちゃんと音が出ててすごいと思った。

弾いてくださいっていわれたんですか?僕はもっと何十倍も簡単なギターを弾かなきゃいけなかったんだけど、最初から監督にはそんなに寄って撮りませんから弾けなくてもいいです、といわれて。

監督は僕には期待してないじゃないかと思って。僕は3日前ですから、ギターを渡されたの。家で生まれたばかりの赤ちゃんがいるんで、寝てるのを起こしちゃいけないんで、なるべく赤ちゃんから遠い部屋で朝5時6時に「この木何の木」を練習してなかなか大変でした。

もう少し早く楽曲をいただいていれば僕ももう少し弾けたと思うんですけど。僕は大泉ワンマンショーというイベントで全国回ってたのでなかなかできなくて大変でした。でも麻生さんは分量も多くて本当に大変ですよ。ソロまでありますからね。

麻生:ソロとか、動き回ってほしいとかいろいろいわれるんですけどわけがわからなくなってできなくて、やっと今日少しだけ歩けるようになりました。段階を踏んでいます。

大泉:弾き始める前にこれ踏んでください!とかね。

麻生:そうです。なんのことか分からない(笑)。


■参考にしたミュージシャンはいますか?

麻生:監督に外国人の方の映像を見せていただいたり、川村かおりさんが参考になるんじゃないかと映像をみたりしました。

大泉:僕はレディ・ガガ。困ったらレディ・ガガと言う事にしてるんです。僕にはまったくロックの血が無くて、ムード歌謡の血しかないんで、全くどうしていいかわからないです、と言ったら監督から外国のアーティストの方や日本のアーティストの方の織り交ざった映像を見せてもらって。

本当に大変でした。どっちかといえば僕は演歌が好きなんですよ。演歌をやってくれといわれたらそんなに練習いらないかもしれないです。

■「グッモーエビアン!」のような明るく、家族の温かさを描く作品の持つ意義は、今の時期は特に大きいのではないかと思うのですが、お二人にとって、この作品はどういう立ち位置の作品になるとお考えですか? どのような作品になってほしいですか?

麻生:観てくれた人たちが笑顔になってくれたらいいなというのはあります。家族の話だけど、血のつながりだけではなく、思いの強さとか愛情とかがかわいらしく表現できている映画だと思います。

気合入れて観なくても、いいものが観れたな、という気持ちになってもらえれば嬉しいです。

大泉:僕はいつも準備稿みたいな段階で脚本を読むことが多くて、これから直していきます、という段階で読むんですが、今まで初稿の段階で面白いと思うことは無かったんですが、初めて脚本を読んですぐに、これはやりたい! と思いました。


一番最初からそんなに面白いと思うことも無かったし、今でも楽しみです。若いハツキというアキの娘の目線の話なんですけど、ものすごくストレートでかわいくて、ものすごくきゅんとくる話です。脚本を読んで泣きました。

その時の涙がものすごく気持ちがいい涙で、すばらしい脚本だなと思いました。麻生さんがやるというのも僕はすぐイメージが沸きました。僕のヤグという役もちゃらんぽらんな感じなんですけどハートがあるという魅力的な役で、僕が初めて脚本を読んだときのように楽しさや、切なさが皆さんに伝わればいいなと思います。

あまり考えないでみていいもの観たと思える映画ですよ。いろんな世代で観られる映画だと思います。10代の子達は抱えてるもやもやした悩みとかがきれいに出ていて、もちろん僕たちの世代でも楽しめる映画になっていると思います。

■作品情報
『グッモ―エビアン』
公式サイト
監督・脚本:山本透
出演:麻生久美子 大泉洋 三吉彩花 能年玲奈 竹村 哲(SNAIL RAMP) MAH (SHAKALABBITS)/ 塚地武雅(ドランクドラゴン) 小池栄子 土屋アンナ(友情出演) 
配給:ショウゲート
12月15日(土)テアトル新宿他全国ロードショー!
(c)2012『グッモーエビアン!』製作委員会


http://woman.excite.co.jp/article/entertainment/rid_E1353305308080/
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