宮迫不在も“純喫茶磯辺”開店! 仲里依紗「初日を欠席ってメタボってますね」

2008-07-07 13:39 Cinema Cafe.net

父・宮迫博之の不在をいいことに仲里依紗が言いたい放題? 何の計画性もなく喫茶店を始めたいい加減な父親とそんな父にやきもきする高校生の娘。そして開店した「純喫茶磯辺」に集う、うさん臭くもどこか憎めない面々の姿を愛情豊かに描いた『純喫茶磯辺』が7月5日(土)に公開初日を迎えた。初日の舞台挨拶に仲里依紗に麻生久美子、ミッキー・カーチス、和田聰宏、斉藤洋介、そして吉田恵輔監督が登壇した。

『蛇イチゴ』以来となる6年ぶりの映画主演作がいよいよ公開…にもかかわらず父・裕次郎役の「雨上がり決死隊」宮迫さんは、この日の舞台挨拶を欠席。これに対して娘の咲子に扮した仲さんは「ダメですね。そこらへんがメタボってますね!」とバッサリ。改めて宮迫さんとの共演について聞いてみると「お互いに人見知りなんで、最初は会話がなかったんですが、だんだんと意気投合していって最後には『パパ、パパ!』と呼んでました。本当のパパだったらいいな、と思えるようなかわいいパパでした」と笑顔で語ってくれた。映画については「忙しいときの息抜きとして、何も考えずにボーっと観てもらえたらと思います。暑くなってきたのでこの映画を観てクールダウンしてください!」と呼びかけた。

続いて「純喫茶磯辺」に集う怪しい面々の挨拶。和田さんは、咲子との恋の予感を感じさせる小説家の安田を演じた。実は、和田さんのデビュー作『BULLET BALLET バレット・バレエ』で、吉田監督も初めて映画スタッフ(照明)として映画制作に携わっていたという縁を持つ2人。「今回、11年ぶりに監督と現場でご一緒しましたが、それがまさかあんな役とは…」と安田について思わせぶりな口調で語る和田さん。「みなさん、お楽しみに! いや、楽しみにしてもらっていいものか…」と最後まで悩ましげな様子だった。

裕次郎よりもマスターっぽい佇まいを感じさせる本郷を演じたミッキー・カーチスさんは「おれは今回、すごい長いセリフばかりで苦労した。それを頭に置いて観てください」と言うが、実は本郷のセリフ数は映画を通してゼロ! 斉藤さん曰く「宮迫さんと麻生さん、仲さん以外は、誰一人として芝居をしていないです。ミッキーさんに関しては動く置物(笑)」とのこと。斉藤さんは、誰かれ構わず出身地を聞きまくる、九州出身の男・柴田を演じたが「そもそも、題名からしてダサい! でもこういう作品こそ日本映画に必要なんです」と力説。ミッキーさんも「これまで120本ほどの映画に出演してきたけど、この映画は自分の中で、ベスト10に入るくらい気に入ってます」とうなずいた。




そして「純喫茶磯辺」のアイドル的存在であるバイト店員の素子を演じた麻生さんは、映画について「大して何が起こるというわけでもない映画ですが、飽きさせず、面白いです。監督の力だな、と思います」と吉田監督の力量を称えた。だが、素子のつかみどころのない感じを演技で出すのは、かなり難しかったようで「この中で唯一、何を考えてるのか分からないキャラクターですよね。どうしたものかと、自分の周囲で何考えてるか分からない人をリストアップして研究したんですが、うまくいかずに監督に相談しました。監督は『シーンごとに素子のキャラクターが、毎回変わってもいい』と言って下さり、そこから、その日の気分を役に乗せる、という形で作りました。本当にいい勉強になった現場でした」とふり返った。

吉田監督は「こんなに大勢の方に来ていただき嬉しいですし、緊張してちびりそうです(笑)。宮迫さんや、ここにいらっしゃるみなさんはもちろんですが、ここにはいない濱田マリさんや近藤春奈(ハリセンボン)さんもおいしい役で出ていますので、楽しんで下さい」と語った。

『純喫茶磯辺』はテアトル新宿、渋谷シネ・アミューズほか全国にて公開中。


http://www.cinemacafe.net/news/cgi/report/2008/07/4247/
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