北野武監督第14回作品「アキレスと亀」製作中

[文化通信.com] 北野武監督の第14回作品「アキレスと亀」(製作:バンダイビジュアル+テレビ朝日+東京テアトル+WOWOW+オフィス北野)が現在製作中だ。

北野監督はこれまでに「その男、凶暴につき」(89年)から「監督・ばんざい!」(07年)まで13作品を手がけている。最新作となる「アキレスと亀」は、夢を追い続ける画家・真知寿と、そんな男を愛し続ける女・幸子の物語を描くもの。中年の真知寿をビートたけし、中年の幸子を樋口可南子、若い真知寿を柳憂怜(柳ユーレイから改名)、若い幸子を麻生久美子が演じる。その他、中尾彬、伊武雅刀、大杉漣、筒井真理子、吉岡澪皇(新人)、徳永えり、大森南朋らが共演する。

絵を描くことが大好きな少年・真知寿。彼の父は事業家で、銀行も持つほどの名士。息子に真知寿と名付けるほど美術好きでパトロンを気取り、その懐を狙って、豪邸にはいつも胡散臭い連中が出入りしていた。真知寿は画家になるという夢を持たされてしまい、絵描きからプレゼントされた赤いベレー帽が一生の宝物に。だが、ある日、父の会社が突然倒産、銀行も破産してしまう。両親は自殺し、真知寿は叔父の家に預けられ、ひとりぼっちの寂しさを紛らわす一番の方法は絵を描くことだった。十数年後、印刷工場で生活費を稼ぎ、美術学校に通い始めた真知寿は、孤独こそが創作の前提と信じて疑わない。そんな彼の一番の理解者は事務員の幸子。時が経ち、真知寿の傍らには妻になり母になった幸子がいる。二人は夢に向かって、ますますのめり込んでいくが――。

撮影は2月10日にクランクインし、今月中旬クランクアップ。脚本・編集も北野監督が手がける。今秋全国公開。配給は東京テアトルとオフィス北野。
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