『時効警察』の2人が結婚! - 『たみおのしあわせ』で麻生久美子が幸せ語る

2008/04/15 エンタテインメント マイコミジャーナル

劇作家・俳優の岩松了が14年ぶりに監督を務める映画『たみおのしあわせ』の完成披露試写が15日、都内で行われ、麻生久美子、原田芳雄ら出演者が顔を揃えた。

『時効警察』の熊本課長として馴染み深い岩松了だが、岸田國士戯曲賞、読売文学賞などの受賞歴もある劇作家としても有名だ。彼が14年ぶりにメガフォンを取った作品は自身が脚本も務める『たみおのしあわせ』だ。

20年ほど前に、テレビ局から何かドラマを書いてよ、と頼まれて思いついたのがこの作品の原型。しかし、「3カ月くらい何度も書き直しさせられた挙げ句、結局ボツになっちゃいまして。その後、テレビ局のプロデューサーをつかまえては『いい企画あるよ~』と持ちかけてみるんですけどダメで(笑)」。そんな不遇の時代を乗り越え、着想から20年を経て、ついに映画化が決定したのだ。

主演はオダギリジョー&麻生久美子と、こちらも『時効警察』コンビだが、実はこのキャスティングを決めたのは『時効警察』を撮る前だったという。「オダギリくんからも『オファーがあったら受けたほうがいいよ~』って言われていたので、お話をいただいたときはすんなり決めました(笑)」と麻生。「岩松さんの脚本は、ほんとに台詞が素敵なんです。何本か映画のお仕事してますが、今まで見たことのない台詞ばかりで、言うのがすごく楽しみになるんです」と、岩松の脚本に惚れ込んでいるようだ。

「一筋縄ではいかない現場でしたね」と振り返るのはオダギリの父役の原田芳雄。「どういうシーンなのか、何をやっているのかわからない、ってことが結構あるんですよ。オダギリくんのリアクションで『あ、こういうシーンだったんだ』って気づかされたり。しかも監督からのダメ出しがすごいんですよ。ああしろこうしろと言っているうちに発想が広がって『ハイ、もう1回』って(笑)」。

主題歌と劇中の音楽を担当したバンド「勝手にしやがれ」のボーカル、武藤昭平は最初の打ち合わせの際、岩松に「武藤くん、僕、音楽のことまったくわかんないんで、とりあえず自由に作って!」と頼まれたことを明かした。「その後、『結婚式のとき入れたい曲があるんだけど……あれ! 結婚式! 日曜日! そんな感じでお願いします』って言われましたからね」と続け、会場の爆笑を誘った。

「幸せとは」という禅問答のような質問に対するそれぞれの答え
岩松「予期せぬ質問でしたね~。とりあえず、この映画を見終わった皆さんの状態がそうであればいいなと思います! ハイ!」

麻生「最近、死を身近に感じるようになって(笑)。生きてるだけで、普通の生活が送れるだけで何でこんなに幸せなんだろう、って思います」

原田「いやー、わかんないな。ほどほどがいいね。幸せも愛もいっぱいはいらない」

大竹「うーん。幸せか、ってきかれたら、幸せですって答えるけど……なんか寂しい(笑)」

小林「大竹さんは『ポン酢しょうゆのあるうちさ~』(※)っていうのが極めつけでしょ(笑)。僕もポン酢しょうゆがあればいいなと思いますけど」

武藤「音楽やってるときがいちばん幸せですね」


『たみおのしあわせ』は今夏、シネスイッチ銀座ほかにて全国順次ロードショー
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